blog index

(株)ダイヤモンドアップルの『完熟りんご』ブログ

(株)ダイヤモンドアップルがおくる、人に喜んでもらう為の『完熟りんご』作りの奮闘記


(株)ダイヤモンドアップルのHP→ http://d-apple.net/
スポンサーサイト
0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    | スポンサードリンク | - | | - | - | - | - |
    映画 奇跡のリンゴ つづき2
    0
       



      『木村さんは無農薬栽培に成功しているのに、他の農家は何故やらないのですか?』と聞かれたら私はなんと答えるだろうか・・・。






      でもきっと









      『やりゃできる』と答える。


      答えになってねーか(笑)




      ちゃんと答えるのなら『りんごの生理上、農薬を使って葉や樹体を健全に守った方が私は美味しく作れると思っているから』だろう。




      ちょっとりんご農家には意地悪だが、この質問はりんご農家のレベルを測るにはいい質問かもしれない。

      ひいきにしているりんご農家がいたら試しに聞いてみるといい。
















      今は私は無農薬栽培をするつもりはないが、条件が揃えば無農薬栽培りんごはできると思う。





      条件1  【時間】  年に1回しか栽培できないりんごは試験、研究するにも年1回。数々の失敗が予想されるため十数年の時間は必要。


      条件2  【資金】  時間がかかるという事はそれだけ無収入が続くし、農薬の代わりになる防除資材や人件費にも膨大な資金が必要。また無菌室や環境操作室を創りそこでの栽培、なんて事も考えられるが結局は資金が必要。



      木村さんは本や映画奇跡のリンゴでも語られているように人生を賭けて時間と資金を捻出している。



      条件3  【地域の理解】または【強い精神力】 津軽のりんご農家は無農薬栽培の「ムノ・・」と言っただけで嫌悪感を抱くほど、過剰に反応する。(ちょっと大げさか?w)それ故に無農薬栽培をしていると噂がたてば、仲間はずれ、精神的嫌がらせはザラ。実は最近新規就農者で無農薬栽培をしたいという若い人が増えてきているが、農地を借りたくても借りられない現状もある。



      条件4  【ニーズ必要性】 どうしても無農薬栽培リンゴじゃなきゃダメなんだ。そのためなら一個1000円でも2000円でも買いたいという人達。たぶん今食べたいと言っている人はニーズではなくウォンツ、つまり必要性ではなく欲求でほしいと言っているような気がします。欲求は一度食べてしまったり、希少性がなくなってしまえば消えてしまうもの。 



      条件5  【徹底した知識】 植物学、病害虫の生態、土壌学、微生物、環境、生態系。それぞれに深い知識が必要。







      考えられる必要な条件はざっとこんなところだろうか。




      やろうと思えばできるが一介の農家がやるには人生を賭けなければならないほどの大プロジェクトといえるだろう。















      補足 無農薬栽培には3種類ある。

      【完全放置型】  農薬もそれに代わる何かも散布しない。 この栽培方法は黒石市にあるりんご研究所でも試験しているし、私も密かにチャレンジしたことがあるのでわかるが100%不可能である。それはそれは地獄絵図だったorz


      【特定防除資材駆使型】 特定防除資材とは農薬ではないが病害虫防除に効果があり、人畜にも安全であると国に認められた資材。食酢。重層。天敵。


      【防除効果があればなんでも型】 農薬でなければ、自然由来なら、食べられる物なら安全。という思いこみの考えの元で行う防除。その資材の中には国が農薬としての散布を認めてないものもある可能性がある。一歩間違えば違法であり、決して安全とはいえない。むしろ農薬より危険視されている。








      余談。

      私は4年ほど前に木村さんの園地を視察しに行った際、当時ものすごく忙しかった木村さんがたまたま園地にいらしてその場で急遽青空座談会をしたことがあります。






      その時の木村さんの言葉で印象的だったのが










      『りんごの無農薬栽培はやめた方がいい』 (え〜〜〜!!??)







      印象的というか衝撃的でした。あなたがそれを言ってしまうのかと。いや、木村さんだから言えるのか。



      木村さんいわく、りんごの無農薬栽培は難しすぎるとの事。



      やはりりんごの無農薬栽培は広まりえないと思ったのでしょう。しかし減農薬はできる!と強く言っていました。


      チャレンジした人の言葉には説得力があります。












      さて話を元に戻しますか。


      早く映画奇跡のリンゴが見たいもんです。




      そのためには2時間半もりんごの話を観てられないとイヤがる嫁の説得が必要だ。



      それはりんごの無農薬栽培を成功させるに等しいチャレンジだが可能性は・・・













      0ではない(笑)



      | 石岡 チカゲ | 農薬について | 18:23 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
      映画、奇跡のリンゴ つづき
      0
         



        りんご農家のプロを語ってしまった以上、私も『無農薬栽培と慣行栽培』『農薬の危険性、安全性』について意見を述べなければと思う。




        これでもりんご農家の一族の末裔である。


        そこそこ勉強しているぞ(笑)







        まず、『農薬の危険性、安全性』についてだが、以前ブログに書いていたので参考にしてほしいです。


        http://blog.d-apple.net/?day=20130519


        付けくわえるのなら、農薬とは車と同じだと思う。





        乗れば排気ガスで環境を悪くするし、ルールや乗り方を守らなければ凶器になって危険性は増す。命を奪いかねない物がそばを猛スピードで走っていても、それでも人は車に乗るし、乗ってる人を責めたりはしない。





        何故か?





        いうまでもなく便利だからです。目的地に早く着ける。重い荷物を遠くに楽々運べる。時間を節約でき節約した時間を別の仕事や自分の楽しみに使えたりできる。





        ルールを守る事で危険を減らし、利便性を最大限に活かす。



        作物を作るうえでの農薬使用はこれと同じ事が言えると思います。





        私達は、樹体の健康を守り、病害虫防除のコストを抑え、安価で良品な美味しいと言ってもらえるりんごを消費者に安定生産供給するために農薬使用のルールを守って農薬を使用しているのです。




        (車も悪だー!と言ってしまえばそれまでですが、車にしろ農薬にしろ環境に対する課題はあると思います。利便性を保ったままマイナスの面を少しづつなくしていく努力は絶対必要だと思います。)





        話は少しずれますが、私は農家の農薬使用に免許制度があればいいと思っています。車使用の安心、安全を高めているのはまぎれもなく免許制度です。農薬使用にも免許があれば消費者の農産物に対する安心が高まるのではないかと思っています。


        つづく→
        | 石岡 チカゲ | 農薬について | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        映画 奇跡のリンゴ
        0
           


          先週の土曜日から上映している映画、奇跡のリンゴ。


          私もりんご農家だし、撮影場所も話の場所も地元弘前市という事もあってやっぱり気になる映画。





          10日に一緒に見に行かないか?と嫁さんを誘ったところ













          『えー!?2時間半もりんごの話観てらんない!』




          とオブラートに包む事もなくストレートに断られてしまった・・・。




          それでもりんご農家の嫁か・・・いや、むしろりんご農家の嫁だからなのか・・・良いも悪いもりんごには敏感である。






          というわけで映画、奇跡のリンゴはまだ観に行けていない。











          さて、奇跡のリンゴの上映に伴って津軽のりんご農家達は多少浮足立っているように感じる。



          理由はいうまでもないが、無農薬栽培に関してである。



          りんご農家が一番恐れているのは映画を観た人が『木村さんはりんごの無農薬栽培ができているのに他は何故やらないのか?』という素朴な疑問や『農薬はやっぱり危険』という認識を持ってしまう事ではないだろうか。





          しかしそういう疑問や懸念を、現場を知らない人達が持ってしまうの当然で仕方のない事だと思う。 



          それに対して農薬を使って栽培している私たちは現場を伝え、農薬は使用方法を守れば消費者には限りなく安全であるという事や、私達は何故農薬を使った慣行栽培をしているのか、などをきちん説明し消費者の疑問や懸念を払拭しなければいけないと思う。


          それを説明できてこそプロの農家なんじゃないかと私は思う。つづく→
          | 石岡 チカゲ | 農薬について | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          農薬について
          0
             




            今年から父に代わり、地元の共同防除組合に参加することにした。







            防除とはいわゆる、農薬散布の事です。




            病気や害虫からりんごの樹や実、葉を守ることを目的としています。





            りんごはとても弱い植物で農薬で守ってやらないと葉が枯れたり、出荷できるような果実ができなかったり、最悪樹自体が死んでしまうことも少なくないのです。


            その弱々しさといったら農薬を使わないと、収穫率がたった3%まで落ちこんでしまうというデータがあるほどです。



            http://takedanet.com/2007/04/post_df0b.html  
            参考 武田邦彦 食の安全・安心22〜残留農薬の危険性は?〜





            201209191500000.jpg

            黒星病にかかってしまった我が園地のりんご












            が、これは生産者であるこちらの言い分。


            消費者の立場から言ったら、気になるのは農薬の安全性。ポイントでいえば残留農薬。


            これにつきると思います。








            正直にいえば、私は小さい頃から散布光景を見ていたためか農薬に危機感や疑問といった類の感情はでてきませんでした。





            しかしそれではいけない。

            農薬の安全性について生産者として消費者に伝えなければいけなし、私もりんご以外の食べ物に関しては消費者。
            消費者としても知らなければいけない。




            そこでここ数日、睡眠時間を削って調べまくった。











            農薬の安全性、危険性、国の安全基準、勉強してみて私なりにわかった事は結論から言えば







            『農薬自体はもちろん危険、ただ消費者にとっては限りなく安全である』




            ということ。





            まず日本国の農薬を販売するための登録審査、安全基準がとても厳しいのです。



            クリアしなければいけない条件は3つで

            (1)人に対する急性毒性が低いこと

            (2)環境中で分解されやすいこと

            (3)目的とする病害虫や雑草の駆除には役立つが、その周辺にいる生物にできるだけ影響を与えないこと



            それぞれに厳しい審査がありクリアできたものが国の許可を得、登録農薬として販売できるのです。



            それは安全性がわかり国の許可を得たものこそが農薬。そう言っても過言ではないと感じました。



            どれだけ厳しいかはインターネットで少し調べれば見つけることは簡単ですが、さきほどのリンク先が比較的わかりやすいので参考にして下さい。










            しかし、この事だけでは安全とはいえません。






            農薬には使用方法、使用対象、薄める希釈倍数、使用時期、使用回数、収穫前日数などこと細かく書かれています。


            これをしっかり守ってこそ安全といえるのです。




            私達生産者が危険物質を扱っていると、しっかり意識し心引き締め使うことが一番大切なのです。


            そこをしっかり守れば(もちろん守ってますが)農薬は限りなく安全なのです。






            そしてさらに話を一歩進めるなら、生産者にしろ、消費者にしろ農薬は使いたくない、使ってほしくないという想いがあります。


            消費者はもちろん、生産者だって農薬は高いし、散布時には吸引の危険は伴うしでできるだけ使いたくはないのです。また環境への負担も少なからずあるようです。



            そこで生産者、農家は極力農薬使用の回数を減らす努力が必要です。



            病害虫防除暦だけに頼らず、自園地の病害虫発生の癖や気象条件を読み、少しでも農薬散布回数を減らす努力が必要だと私は思いました。









            PS 農薬のことを調べすすめていくうちに『無農薬栽培、減農薬栽培は本当に安全か?』という話題の記事にもぶつかりました。

            このことに関してはまた後日書かせていてだきます。
            | 石岡 チカゲ | 農薬について | 19:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                123
            45678910
            11121314151617
            18192021222324
            25262728293031
            << August 2019 >>

            bolg index このページの先頭へ